「自閉症スペクトラム障害」(平岩幹男)(岩波新書)

「自閉症スペクトラム障害-療育と対応を考える」

著者-平岩幹男 出版-岩波新書 発行年-2012年

ページ数-219頁 定価-780円+税

著者の平岩幹男氏は小児科医の先生

harusoraの息子のharuくんの障害がわかったときに、勉強のために購入して読みました。

ちょうどDSMにおける診断名がDSM-Ⅳまでの広汎性発達障害(PDD)から、DSM-Ⅴで自閉症スペクトラム障害(ASD)に変更されるころに出版された書籍で、当時の最先端の議論を押さえつつ、ある程度の専門性を保ちながら比較的平易かつ簡潔に自閉症をはじめとした発達障害の分類や様々な療育法の紹介がなされており、当時のharusoraにとっては、とても勉強になりました。

なかでも「言葉を話せなくても療育がある」ということや、ほめることを基本に置く考え方は、harusoraが子どもに向き合うにあたっての指針となるものでした。

(2020年7月27日)