「社会性」と「コミュニケーション」
〔「社会性」と「コミュニケーション」〕
書籍紹介でも紹介した、加藤潔さんの著書「発達が気になる子のステキを伸ばす『ことばがけ』」で、「社会性」と「コミュニケーション」の意味と関係が分かりやすく整理されていたので、ご紹介させて頂きます。
加藤さんによれば、「社会性」は「1対多(複数)の人間関係の中でふるまうスキル」、「コミュニケーション」・・・「1対1の関係の中でメッセージをやりとりする行為」とされます。
要するに、
「社会性」・・・1対多(複数)
「コミュニケーション」・・・1対1
の関係ということですね。
〔「社会性」、「社交性」、「親和性」〕
また、加藤潔さんは、別の著書、「発達が気になる子の『ステキ』を伸ばすかかわり方」で、「社会性」、「社交性」、「親和性」についても整理なさっていますので、それもご紹介させて頂きます。
「社会性」・・・ひどく嫌われない程度のつきあい方ができる力。1人で過ごすのも立派な社会性スキル。社会性スキルはその人なりに学べるし、学ばなくてはならない。
「社交性」・・・いろいろな人と円滑につきあっていく力。社交性は能力であり、能力差は当然生じるし、生じて良い。
「親和性」・・・特定の人との関係を保つこと。親和性の相手は限定されてよく、相手がカバーすればどの人でも親和性は発揮可能。
いずれも、分かりやすい整理だと思いましたので、harusora自身の備忘録も兼ねて、ご紹介させて頂きました。
(2020年9月27日)