| 晴空NET. https://harusora.co.jp 札幌在住の知的障害・自閉症児の両親による、障害児の生活サポートのための情報発信サイト Fri, 24 Sep 2021 01:40:19 +0000 ja hourly 1 https://wordpress.org/?v=6.3.3 ギリシャ語のアルファベットについて https://harusora.co.jp/2021/09/24/comments-14/ Fri, 24 Sep 2021 01:39:55 +0000 https://harusora.co.jp/?p=2001 〔ギリシャ語のアルファベットについて〕

近年、新型コロナウイルスの変異株の表記に、ギリシャ語のアルファベットを使用するようになり、気になったので、整理しました。以下の24文字になります。

Α α アルファ
Β β ベータ
Γ γ ガンマ
Δ δ デルタ
Ε ε イプシロン
Ζ ζ ゼータ
Η η イータ
Θ θ シータ
Ι ι イオタ
Κ κ カッパ
Λ λ ラムダ
Μ μ ミュー
Ν ν ニュー
Ξ ξ クシー
Ο ο オミクロン
Π π ヒー
Ρ ρ ロー
Σ σ シグマ
Τ τ タウ
Υ υ ユプシロン
Φ φ ファイ
Χ χ カイ
Ψ ψ プサイ
Ω ω オメガ


アルファ株はイギリス、ベータ株は南アフリカ、ガンマ株はブラジル、デルタ株はインド発祥の変異株で、ラムダ株はペルー発というあたりまでは報道等で抑えていたのですが、デルタとラムダの間には結構他の文字が入っているのですね。

harusoraの子どものころは星が好きだったので、その関係でギリシャ語に少し親しんだりしていました。

星座ごとにその星座で明るい星から順にアルファ星、ベータ星と付けられています(例えば、オリオン座なら左上の赤いベテルギウスがアルファ星、右下の青いリゲルがベータ星です)。

そのほか、ギリシャ語の最後のアルファベットの「オメガ」は、マンガの敵キャラやゲームのボスキャラの名前にもなってしましたね。

それが、新型コロナウイルスの変異株の区別名称としての用法が、一番有名になるような時代がくるとは、思ってもいませんでした。自分たちにできることをしつつ、早い収束を祈るばかりです。

(2021年9月24日)

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「書籍紹介」追加 https://harusora.co.jp/2021/09/22/news-129/ Wed, 22 Sep 2021 00:33:11 +0000 https://harusora.co.jp/?p=1998 書籍紹介に「ケースで学ぶ行動分析学による問題解決」を掲載しました。

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「ケースで学ぶ行動分析学による問題解決」(日本行動分析学会=編 山本淳一・武藤崇・鎌倉やよい=責任編集)(金剛出版) https://harusora.co.jp/2021/09/22/bookreview-18/ Wed, 22 Sep 2021 00:31:05 +0000 https://harusora.co.jp/?p=1995 「ケースで学ぶ行動分析学による問題解決」

編者-日本行動分析学会  責任編集者-山本淳一・武藤崇・鎌倉やよい

出版-金剛出版   発行年-2015年

ページ数-226頁 定価-3600円+税

この本は「日本行動分析学会」という学会の編集によるものです。

「行動分析学」とは、1900年代半ばにハーバード大学所属の心理学者であったスキナー教授が創設した比較的新しい学問体系で、心の動きを「個人の中」に求めるのではなく、「個人と環境の相互作用」のあり方と捉え、それをひとつの機能として分析する学問です。

それを発展させたものとして、応用行動分析(ABA)があり、近年、自閉スペクトラム症児童の早期療育方法の一つとして注目されています。

日本行動分析学会は、同学会のウェブサイトによれば、1979年に研究会としてスタートし、2015年には一般社団法人となり、会員数も1000名を超えているようです。

責任編集者の山本淳一氏は慶應義塾大学文学部教授、臨床心理士、武藤崇氏は同志社大学心理学部心理学科教授、鎌倉やよい氏は愛知県立大学看護学部教授、看護師です。

本書は2部構成となっており、第1部は総論として、行動分析学の基礎が説明されています。

すなわち、

①行動分析学の特徴は、「個人」ではなく「行動」のレベルに徹底的に焦点を当て、個人要因が大きい場合であっても、障害の重さなどに帰着させず、つねに個人と環境との相互作用に焦点を当てながら介入を行う、

②問題行動を減らすことを目的とするのではなく、適切な行動を増やすことを目的とする(問題行動を減らすことを目的とすると、短期的に問題行動が減少しても、別の状況で、別の行動として問題行動が出現する可能性がある)、

③問題行動の悪循環を防ぐため、予防的な対応、早期対応を基本とする、

④一般的な介入から問題に特定した介入に向けて階層的なプランを立案する、ということ等の説明があり、

その上で、責任編集者の3教授により、それぞれ「幼児・児童」「青年・成人」「医療」の観点から総論が記載されています。

第2部は各論として、子育て・保護者支援から高齢者支援まで、人生の幅広い場面に応じた22章のケースにおける問題設定と解決が記載されています。

ケース設定により読みやすくするような工夫は凝らしておりますが、基本的には学会が編纂した学問書で、専門用語も多数使用されているので、一般の人が気軽に読むにはやや難解すぎるかもしれません。

白状すると、私も全て読み込んだわけではなく、総論と、各論のうち自らの子どもに関わりそうな「特別支援学校」とか「発達障害:児童」とかの部分しかちゃんとは読んでおりませんが、読んだ部分は難解ながら大変知的好奇心を刺激するものでした。

一度機会があれば、行動分析学の勉強をちゃんとしてみたくなりました。

(2021年9月22日)

 

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「書籍紹介」追加 https://harusora.co.jp/2021/07/01/news-128/ Wed, 30 Jun 2021 16:07:39 +0000 https://harusora.co.jp/?p=1981 書籍紹介に「「発達障害」だけで子どもを見ないで その子の「不可解」を理解する」を掲載しました。

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「「発達障害」だけで子どもを見ないで その子の「不可解」を理解する」(田中康雄)(SB新書) https://harusora.co.jp/2021/07/01/bookreview-17/ Wed, 30 Jun 2021 16:04:59 +0000 https://harusora.co.jp/?p=1978 「「発達障害」だけで子どもを見ないで その子の「不可解」を理解する」

著者-田中康男  出版-SB新書  発行年-2019年

ページ数-239頁 定価-850円+税

著者の田中康男氏は児童精神科医・臨床心理士で、北海道大学名誉教授(2019年段階)。

本書は2部構成となっており、第1部で乳児期から思春期にかけての12の架空事例をもとに、筆者が考える対応を述べ、第2部で医療の役割について述べています。分量的には第1部が200頁程度、第2部が40頁程度です。

第1部の事例対応では、一貫して、まず、医師のもとに訪れるまでの親の苦悩に寄り添う姿勢を示し、次に、問題行動とされる子どもの行動について、子どもの目線にたって解きほぐしていきます。

ポイントとなるところは太字で書いてあり、マーカーも引いてあるので読みやすく、発達障害のお子さんをもつママやパパは気持ちが少し軽くなるような内容です。

第2部では、「どのような診断がつくか」と急ぐよりも1人ひとりの思いや周囲との関係性に思いを馳せ、今できる生活の応援を考えるという田中氏の医師としてのスタンスが示したうえで、診断名がつくことにより、周囲が子どもを理解するうえでの共通認識が持てるというプラス面があるけれども、診断名がつくことによって子どもの捉え方が画一的になってしまうというマイナス面があるなど、診断名を付けることのプラス面やマイナス面が示されています。

特に、診断名を出すことにより、それまでユニークで素敵だと思っていた我が子の行動が症状なんだと思ってしまうとか、診断名を出した瞬間に「この子に近づく」というよりも「その名称のことを学ぼう」というふうになってしまうこともある、という指摘には、改めて、考えさせられる部分がありました。

(2021年7月1日)

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「知識の勉強」追加 https://harusora.co.jp/2021/06/30/news-127/ Wed, 30 Jun 2021 07:30:41 +0000 https://harusora.co.jp/?p=1975 知識の勉強に「声が聞こえない(無視する)」を掲載しました。

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「知識の勉強」追加 https://harusora.co.jp/2021/05/11/news-126/ Tue, 11 May 2021 08:41:16 +0000 https://harusora.co.jp/?p=1961 知識の勉強に「視線が合わない」を掲載しました。

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誤植のご指摘ありがとうございました https://harusora.co.jp/2021/05/05/comments-13/ Wed, 05 May 2021 05:52:40 +0000 https://harusora.co.jp/?p=1947 晴空NET.をお読み頂いている方から、とても丁寧な文面で誤植のご指摘を頂きました。

ゴールデンウィークの関係で訂正が遅れましたが、最近更新が滞りがちな、こんなページでも読んで下さる方がいらっしゃる、と思うだけでモチベーションがグンと上がりました!

この場をお借りして御礼申し上げます。ありがとうございました。

(2021年5月5日)

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2020年度ふりかえり https://harusora.co.jp/2021/04/13/comments-12/ Mon, 12 Apr 2021 17:14:54 +0000 https://harusora.co.jp/?p=1939 2020年度が終わり、2021年度になりましたが、昨年度は新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に翻弄される1年間でした(今年度もそうなりそうですが)。

大人もストレスが溜まりますし、ストレスを感じている子どもが増えているというような統計についての報道も目にします。

大人や定型発達の子どもでもそうなのですから、自分の不安を上手く外部に表現したり発散することができない自閉症、発達障害の子どもにとって、そのストレスは相当なものだと感じています。

また、この1年間は感染予防の観点から、親同士が集まって近況を報告し意見交換する機会も少なくなり、自分たちだけで抱え込むことも多かったのではないかと思います。

ここで、haruくんのこの1年を振り返ってみたいと思います。

haruくんは、程度で言えば重度に分類される知的障害ですが、それでも、状況についての理解は、相当程度しているように見えます。

マスクをしなければいけないこと、あんまり外で遊べないこと、大好きなじいじ、ばあばに今年は会えないこと、全部理解してくれました。

それでも、マスクはなかなか難しいようで、鼻まで覆うのは嫌がりますし、公共交通機関内やショッピングセンター内では着用してくれていますが、バスターミナルや路上では外してしまいます。

また、コロナ関係の報道も何となく分かっているようで、ママパパが「今日の感染者数が・・・」みたいな話をずっとしていると、「もうその話止めて」という雰囲気を出して不機嫌になったりします。

それから、成長期もあるのでしょうが、運動不足で大分太りました。

あとは、ストレスが大分溜まっているなあ、と感じるのが、おでこをパパのおでこに打ち付けることが増えました。

以前は、上手くいかない自分にたいして苛立っているときに手で自分を叩いたり、ごく稀に、ストレスが爆発したときにパパのおでこに自分のおでこを腫れ上がるほど打ち付けることがあったのですが、2020年度の途中から、毎日のようにぶつけるようになりました。

ママにやると痛がるので、やるならパパにとは思っているようで、ママよりはパパにやることが多く、激しさも最近は一時に比べると大分弱くなりましたが、おでこを打ち付けることが常道行動(反復性行動)になっているようで、本人も持て余して困っているようです。

あとは、ちょうど2020年度から、haruくんも大きくなってきたので、パパがほっぺにチュウをするのはもう止めよう、と止めてしまったので、愛情表現の代替行為という面もあるように思っています。

「大好きだよ」「ありがとう」言葉で表現できればなあ、と思う一方で、仮に言葉で表現できたとしても、抱擁が欲しいときは大人でもあるので、どういうふうにすれば良いかなあ、と考えながら日々を過ごしています。

以上、とりとめがなくなってしまいましたが、1つの家庭の話としてご参考になれば。

(2021年4月13日)

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「知識の勉強」追加 https://harusora.co.jp/2021/03/30/news-125/ Mon, 29 Mar 2021 15:08:35 +0000 https://harusora.co.jp/?p=1933 知識の勉強に「工作が好き」を掲載しました。

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「知識の勉強」追加 https://harusora.co.jp/2021/03/19/news-124/ Fri, 19 Mar 2021 03:47:01 +0000 https://harusora.co.jp/?p=1927 知識の勉強に「パズルが好き」を掲載しました。

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ふと気がつけば滞り https://harusora.co.jp/2021/03/17/comments-11/ Wed, 17 Mar 2021 08:03:13 +0000 https://harusora.co.jp/?p=1912 ふと気がつけば、更新を1月半くらい滞ってしまいました。

順番的に、次は「自閉症児の特徴的な行動」のうち「自分の頭を叩くこと」だな、と思っており、原稿も用意してあったのですが、コロナ禍のこの1年でharuくんの行動様式も変化して叩き方が激しくなり、周囲の自傷行為の話も耳にするようになり、自傷行為について整理して書きたいな、と思っていたら、時間が経ってしまいました。

申し訳ありません。今後はもう少しまめに更新したいと思います。

(2021年3月17日)

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